7/9に行われたJ-classic関東大会で優勝させていただきましたが、その過程で学んだ教訓を記事にしております。もし何かの参考になりましたら幸いです。
怪我から立ち上げるまで
怪我の発生
私は、トレーニング中に手首を負傷してしまいました。その影響でトレーニングのフォームが崩れ頸椎にも違和感が現れます。さらに連鎖で大胸筋の上部繊維も炎症を起こしてしまいました。
怪我の原因
まず手首の怪我をしてしまったのは、羽目を外して懸垂でジャンプをしたのですが、バーから落下して手首から着地してしまいました。もちろん怪我によりフォームが崩れたことで関節や筋肉に過度な負担がかかったのが原因でありますが、その影響で深刻化してしまったのは実は筋肉バランスの乱れによるものでした。
怪我から復帰するために
この怪我から復帰するには、安静にすれば手首は回復したのですが、問題は頸椎の違和感でした。これは、体の前側と後側の筋肉バランスが崩れたことにより微細に姿勢が悪くなっていたことで起こっていました。この筋肉バランスを整えることを最優先にトレーニングを組み立てました。
復帰のためのアクション
具体的に私は、大胸筋上部と僧帽筋・菱形筋のバランスが崩れてしまっていました。コンテストで大胸筋上部が弱いとフィードバックを受けてそこを重点的にやっていたこと、そして背中の広がりがまだ弱いとのことで広背筋のトレーニングを優先して、僧帽筋・菱形筋のトレーニングをやっていませんでした。その結果、頭の位置がすこしづつ前に行っていたので、これを改善しました。僧帽筋・菱形筋のトレーニングを増やし、大胸筋のトレーニングを思い切って減らしました。
メンテナンスに関しても、最近は整骨院で整えていただくことを怠っており、第三者の目線から評価してくれる人がいなかったので、毎週整骨院に通うことにしました。
この行動により徐々に怪我から回復してきました。偏りなくトレーニングを行うことの大事さを実感できた今回の1番の気付きです。
J-classic本番へ
出場する経緯
少しづつ怪我から回復していく中、次のコンテストのことは考えていなかったのですが、私の尊敬する岡野さんがまた今年も一緒に韓国で行われるk-classicで並ぼうといっていだたきました。私は無理だと思いましたが、また並びたいから出場しようと思いました。
コンテストに向けての調整
正直コンディション自体は普段から体脂肪率が5~7%なので、食事はいつも通り毎日3,000kcalほど取りながら、仕事の前に軽く15分くらい有酸素運動をしたくらいでそこそこの状態にはなっていました。怪我もありいつもの7割くらいのトレーニングでしたが、それが疲労をためなかったおかげか停滞もなく仕上がったのも大きな発見でした。大体やり過ぎたときは毎回コンディションを崩しているので、私もいい加減学べって話です。。。怪我の功名ってやつですね。
水抜き・水抜き
ここも今回の大きな気付きです。普段はコンテスト前日に塩を抜き始めて、正午から水をカット、サウナも40分程入り死にそうな状態で本番を迎えます。もちろんカーボアップも行い、普段の炭水化物の50%増しくらいの量をいれます。
実は今回は、塩を抜くタイミングを早めました。普段は前々日いつも通りなのですが今回は前々日はいつもの半分の量の塩分を摂取、前日はほぼなし(軽く岩塩をパラパラするくらい)、当日もステージに上がる2時間前まで取りませんでした。サウナは前日に行こうとしたのですが、設備が不備でありほぼ入りませんでした。
コンディション
塩抜きのタイミングを変えたら、いつもは頑張って最後の水抜き・塩抜きを行い前日はフラフラになっていたのですが、今回は余裕な状態でありながら皮膚感が薄くなりました。良いコンディションでステージに立てるとわくわくして寝られました。
コンテスト結果
出場者も少なかったこともあり、2部門で優勝し、今年もk-classic韓国finalの出場権を掴めました。そしてコンテスト当日のコンディションを動画で確認したらここ数年で1番のコンディションでした。しかも余裕な状態でです。これは良い経験になりました。
まとめ
コンテストに出場するために、弱点部位を克服するために集中的にトレーニングすることは良いことですが、結果ボディバランスを崩して怪我に繋がるので、やはり常にトレー二ングバランスに気を付けた方が良いです。そして、頑張り過ぎてドツボにはまり体が仕上がらない、もしくはコンディションを崩すこともあるのでやり過ぎないことも大事です。
自身で気づかないことはやはりあるので、第三者に評価してもらう、特にコンディショニングの専門家に評価してもらった方が良いことも改めて実感しました。
そして、コンテスト前日の準備は毎年・毎回同じではなく、状況によって、年齢やライフスタイルによって変わってくるので毎回ノートなどで記録して振り返れるようにした方が良いと思います。
私は、特に大した経歴はないですし筋肉量もありませんが、一般人から見て良い体やコンディションを作るプロだとは思っています。もしなにか参考になることがあれば幸いです。今年もコンテスト楽しんでいきましょう。
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